おかめのイレズミ 和彫りジャンル
『ひょっとこ』と『おかめ』は、神楽では対で用いられ、古くから縁起物とされてきた。
おかめとは、丸い顔、広い額、低い鼻の女性のお面。諸説あるが、おかめ(おたふく)の面の由来は、日本の最古の女性の踊り子「アメノウズメ」とされる。古来の日本では太って福々しい女性は災厄や魔除けになると信じられていた。神楽の役でおかめは厄払い、魔除けから服を招く神様、ひょっとこはかまどの火を竹筒で吹くことから火を守る神様、夫婦ではないが二人合わせて家庭円満の神様として扱われていた。TATTOOのモチーフとして幅広く用いられる。